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サミログinシンガポール ーシンガポールLife備忘録ー sakilogsg.exblog.jp

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東京でのworking woman生活から一転、2014年11月からシンガポールで始まったゆるやかな日々を綴っていきます.


by Sammy
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プラナカン博物館のジュエリーと女性たち


プラナカンといえばシンガポール特有の文化のひとつ。
パステルカラーのショップハウスやビーズ刺繍にタイルなど、街のあちらこちらで目にしては素敵だな〜と思っていましたが、
肝心の「プラナカン博物館」にはまだ訪れていなかった…!
平日10時半からの日本語ガイドのツアーに参加してきました。
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ミントカラーの建物がなんともカワイイ012.gif
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場所はBras BasahとCity Hallの間ぐらいで、いずれも徒歩7分ぐらいかと思います。
(日本語の詳しい行き方はコチラ
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入り口でお迎えしてくれるのはシンガプーラキャット。シンガポールで発見された世界最小のネコちゃんです。

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まるでケーキのアイシングのようなデコレーション。
もともとは1912年に建てられた中国人学校で、戦後しばらくアジア文明美術館として使用されていましたが、2005年にリストレーションされてプラナカン美術館として生まれ変わりました。
入場料6ドルを払ってツアー開始!

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1階のギャラリーに並ぶのはプラナカンの人たちのポートレート写真。
プラナカンとはマレー語で「この地で生まれた」という意味。本来は人種問わず様々な地域の外国人の子どもたちを指していましたが、現在シンガポールやマレーシアで言うプラナカンは、中国系xマレー系が一般的とのことです。

ガイドさんの説明によると、交易で中国からマレー半島やインドネシアに訪れていた中国の貿易商が、天候待ちや現地の文化が気に入って長期滞在した際に、地元の女性と知り合い結婚した、というところから始まったとのこと。

交易で財を成した男性が多く、その暮らしぶりは豊かで、生活スタイルにマレーの要素を取り入れたことから独特のプラナカン文化が生まれたそうです。イギリスやオランダ、ポルトガル文化の影響も受け、英語を話し、洗練されたマナーを身につけ、社交界にも出入りしていたとか。
他の中国系から一目置かれていたようです040.gif
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建物全体は吹き抜けになっています。
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2階は主に婚礼をテーマにした展示となっています。
まず目に飛び込んでくるのはカラフルな刺繍が美しい布…と思いきや、これはすべてビーズ刺繍なのです!

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バラの花の立体感や蝶や鳥の羽の感じなど、その仕上がりの素晴らしさは芸術そのもの。
すべて手作業ということに鳥肌が立ちました。
京都で西陣織のアトリエに行った時のことを思い出しました。
久しぶりにクラフツマンシップの世界に触れてしばしうっとり…
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婚礼に使われたゴールドのジュエリーも本当に美しく、精巧な職人技が随所に施されています。
ため息が出るほど本当に綺麗。
丁寧にミル打ちされ、ローズカットの石がセッティングされたヨーロピアンな感じやファッショナブルなビブ型が、メゾンブランドのコスチュームジュエリーのよう。
プラナカン女性、ただ者じゃありません!

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結婚式の贈答品を入れたパゴダ(仏塔)型の入れ物。
一つひとつ妥協しないデザイン。その家のプライドがかかっているようにすら感じます。
結婚の時にあんなに素敵なジュエリーや刺繍が入った豪奢なパゴダをもらったら、嬉しすぎて気を失ってしまいそう…
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こちらはよく目にするプラナカンの食器。
こちらに盛れていたのは、スパイスやハーブをたっぷり使ったニョニャ料理。
ブルージンジャーに行った時は「うん、甘辛くてご飯が進む」ぐらいにしか思っていませんでしたが、
プラナカンの文化に触れた今、改めて訪れてニョニャ料理と食器を堪能したい。

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ニョニャ(プラナカンの女性)が1日のほとんどを過ごしたキッチン。
冷蔵庫もなかった時代、お肉はカゴに入れて風通しの良いところに吊るして保存。美味しい料理を作るために色々と工夫したんですね。
スーパーで保冷剤がないくらいでキーキー言っている私…見習わなければ。

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プラナカン女性の肖像画。凛として洗練されていて素敵なオーラが出ています。

でも、きっと色々なプレッシャーや制約の中で生きたんだろうなぁ、とガイドさんの説明を聞いてしみじみ。
たとえば新居のベッドには近所の辰年の子どもを読んできてベッドにゴロゴロ転がってもらうことで、元気な男の子が生まれるように願掛けされたり、あまり外に出歩くことをよしとされなかったり。家にいてひたすら刺繍や料理の腕を磨くことが美徳とされていたんですね。
結婚式も12日間続いたそう。私なんて1日で疲れたのに、12日も正装しておとなしくしてるなんて絶対に無理…

そんな大変な生活の中で腐らずに料理や刺繍の腕をあげ、多くの美しいものを受け継いでプラナカンの文化を後世に残した彼女たちは本当にすごいと思います。

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プルメリアの花と建物がマッチ。
美しいものを見たい時にまた訪れようっと。
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ギフトショップで買ったタイルたち。
先月母が来た時にボタニックガーデンで買っていたのでお揃いです016.gif
絶妙な色合いがリビングをオシャレに彩ってくれました。


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by sakilog-sg | 2015-04-10 11:18 | シンガポール:アート