3週間の日本滞在のことを書きたいのですが、写真の整理に時間がかかっていて、シンガポールでの日常も挟みつつ……になりそうです。
私たちにしては珍しく夫婦ゲンカをした日曜日の朝。
理由は明確で、日本への一時帰国で「日本>シンガポール」という図式が私の中で出来上がっていてしまい、日常の色々なことに物足りなさを感じはじめ、鬱屈した気持ちがどんどん膨れ上がり不満となって夫にぶつけてしまったこと。
仕事の会食や週末の趣味で生き生きと忙しくしている夫に、一時帰国以前は「助かる」と思っていたのに、最近は「じゃぁわざわざ私がここに来なくても良かったんじゃない」と考え始め……。以前ならウクレレやらヨガやら好きなことをやってれば解消できたけれど、日本で働いている友人たちと会った後の今は、趣味全般が生産性のない暇つぶしに感じられ、なんだか虚しくなってしまい……。
加えて、こちらで始めたパートタイムの仕事先でストレスフルなことがあり、楽しく仕事をするはずがどうして?というフラストとが溜まっていたこと。
小一時間思いをぶつけ、「環境がいいところでイタリアンを食べたい」とランチリクエストをし、夫が連れて行ってくれたのは、郊外にあるイタリアン「
Pietra Santa」でした。
オーチャードエリアからはタクシーで15分ほど。
Buena VistaやRochester Parkをさらに西に進むと、広大な敷地の中に現れるカフェやレストランが集まった建物にあります。写真は隣にあった素敵なフレンチカフェ
Pietra Santaは写真の他、スパークリングウォーターも頼んで合計110ドルほど。なかなかのコスパとシンプルで本格的な味付け、そして何よりサービスが感じ良くて、とても気に入りました
また来よう!とすっかりテンションがあがり、5月にオープンして以来、行きたかった美術館へ。
少しタクシーを走らせるとOne Northのダウンタウンに。
バイオテクノロジー系やIT、ベンチャーなどが集まるハイテクタウンです。
高速で一気にFort Canning Parkへ。
Grab TaxiならぬGrab Carは最近気に入っていて、例えば今回なら12ドル、と最初から料金が決まっていて、予約チャージもなし、タクシーの代わりにUberみたいな個人の車で来てくれて大体が運転手が若者で英語もOK、車も綺麗な場合が多いです。
今回もLexusで感じがいい青年でした
アジア文明博物館にあるような、東南アジアの石像からプラナカンのジュエリー、などシンガポールらしい美術品が見られるセクション(無料)から、パーマネントコレクションでは、モネ、ピカソ、モディリアーニ、ルノワールなどヨーロッパの巨匠の作品が揃います。久々に本格的なアートを見られて幸せなひと時でした
2階の特別展ではクレオパトラ展を見ることができました。
歴史に詳しい夫がカエサルの時代のことなど色々と説明してくれたお陰で興味深く見ることができました。
ヘイズも少しマシになってきたかな?
シンガポールに来てから10ヶ月、時々、単調な毎日にウンザリしたり、ホームシックになったり、東京よりも密な夫婦関係にどう向き合っていいのかわからなかったり。キャリアがなくなって、家族や友達がいない不安と、自分とタイプが違う人たちに合わせられないことへの劣等感で、考えれば考えるほどネガティブになってしまう瞬間があったり……。夫に当たりながらも、こんなに「住みやすい」とされている国で、上手くやっていけない自分に対して、フラストレーションを感じて、追い詰めていたかもしれません。
そんな時は、単純だけれど、パートナーに素直に気持ちをぶつけて、一緒に美味しいものを食べて、好きなものに触れて気分転換をすればいいんだ、と気がつきました。
渡星前に何人もの友人がかけてくれた「自分らしくエンジョイしてね」という言葉。最初はピンとこなかったけれど、今になって元気づけてくれています
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